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【POP before SMTP】

  • ポップ・ビフォア・エスエムティーピー

 たとえば、電子メールソフトのアウトルック・エクスプレスで電子メールを書いて、そのまま送ろうとするとエラーが出て送れないことがある。しかし、先に電子メールを受信してから送るとエラーは出ない。

 こうした現象が起きるのは、利用しているプロバイダーが POP before SMTP(ポップ・ビフォア・エスエムティーピー)という仕組み、あるいはルールを採用しているためだ。なお、インターネットへの接続方法によっては、この問題に引っかからないこともある。

 POP は、電子メールを受信するとき使うプロトコル。SMTP は、電子メールを送信するとき使うプロトコル。プロトコルは、コンピュータ同士が情報をやり取りするとき必要な手順や約束事。ただしここでは、単に「受信の操作」と「送信の操作」だと思っていい。で、POP before SMTP は「送信の前に受信を」といった意味になる。

 誰かが自分宛に電子メールを送ると、その電子メールはプロバイダーに置かれているメールサーバーというコンピュータに届く。そして、こちらから受信の操作を行うと、メールサーバーから自分のパソコンに電子メールが転送されてくる。

 このとき、他人宛の電子メールを受信できないように、ユーザーID とパスワードの確認が行われている。しかし、電子メールを送信するときは、ユーザーID とパスワードを確認しない仕組みになっている。これを悪用して、自分の正体を明かさないまま大量の広告メールやイタズラメールを送る人が出てきた。プロバイダーにしてみると、スパム送信の踏み台にされることになる。

 そのため現在、多くのプロバイダーは、先に受信の操作をしてもらってユーザーID とパスワードを確認、正規会員なら、その後、数分間(たとえば10分とか)だけ送信できる方式にしている。これが、POP before SMTP と呼ばれる方式だ。

 冒頭のようにエラーが出て送れないときは、一度、送信トレイ(これから送る電子メールを保存しておくフォルダ)に保存してから送受信(正確には受信→送信)の操作をするといい。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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