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【P2P】

  • Peer to Peer
  • ピアツーピア

 コンピュータ・ネットワークの形態というか方式を表す言葉のひとつ。

 普通のオフィスに導入されているLANは、クライアントサーバーシステムという方式が多い。ピアツーピアは、どちらかといえば小規模オフィスで使われている簡易LANという感じがある。実際、ピアツーピアの方が設定も運用も簡単だ。

 一般にピアツーピアと書くことが多いけど、元は peer to peer 。そのため、ピア・トゥ・ピアと書くこともあるかもしれない。P2Pは Peer to Peer を略した表記法で、B2BやB2Cと同じことだ。

 クライアントサーバーシステムの場合、ネットワークに接続されているパソコン(コンピュータ)が、クライアントとサーバーに役割分担されている。

 これに対してピアツーピアの場合は、特にサーバーは決まっていない。ネットワークにつながったパソコンが、それぞれ対等の立場になっている。peer は本来、「社会的に同等の地位の人」とか「能力などが同等の人」といった意味だ。

 そのため、自分のパソコンから他人のパソコンの中を見ることもできるし、他人が自分のパソコンの中を見ることもできる。もちろん、何でも勝手にのぞかれると困るから、実際は他人と共有する部分と自分のパソコンでしか見られない部分を設定する。

 ウィンドウズが組み込まれたパソコン同士なら、比較的簡単にピアツーピア方式のネットワークを組むことができる。最近は個人でも複数のパソコンを持っている人が珍しくないので、家庭でもピアツーピアでLANを組む人が増えている。

 さて最近、以上の説明とは少し違った状況でピアツーピアという言葉を聞く機会が増えた。MP3 形式の音楽データなどをインターネット上で交換するファイル交換ソフトが注目を集めている。

 で、これらの中には、インターネットに接続した個人のパソコン同士で直接、データを交換するものがある。そのため、この方式もピアツーピアという。仲介しているが LANケーブルかインターネットかという違いだけで、データを渡す方も受け取る方も対等な立場という点は同じだ。

 また、この場合、個人同士という意味でP2Pを Person to Person の略とすることもある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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