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【OEM版】

 OEMは、他社のブランド名で製品を作ること。そしてOEM版というと、他社に納入するために作られた部品や機器、あるいはパソコンメーカーに納品するためのソフトを指す。

 部品や機器の場合、パソコン店で小売りもするけどパソコンメーカーなどの注文を受けて生産・納品もするといったとき、メーカー向けの方がOEM版になる。このとき、納品先が希望する仕様に変えることもある。こうした、本来はパソコンなどに組み込まれるはずの部品がパソコン店に流れ、バラ売りされているものをバルク品と呼ぶ。

 次に、ワープロソフトやグラフィックソフト、ウイルス対策ソフトといったアプリケーションソフトのOEM版。これは、ソフトメーカーからパソコンメーカーにマスターディスク(原盤)が渡されて、パソコンを組み立てる行程の中でハードディスクにインストールされる。

 また、書き込み可能な光学ドライブに付属しているライティングソフトや、スキャナに付属しているグラフィックソフトや OCRソフトなどもOEM版になる。これらの中には、市販ソフトより機能を減らしているものもある。

 もうひとつ、ウィンドウズなど基本ソフトのOEM版がある。これも基本的には、アプリケーションソフトのOEM版と同じこと。しかし、各パソコンメーカーは、マイクロソフトから受け取ったウィンドウズのOEM版を自社のパソコンに合わせてある程度変更して(カスタマイズして)使うことが多い。

 ウィンドウズのOEM版も、本来なら一般のパソコンユーザーは入手できない。自作パソコンなどにウィンドウズを組み込むときは、市販パッケージ(通常版)を買うのが普通だ。

 しかし、ショップブランドといってパソコン店が独自に作っているパソコンもある。こうしたパソコンにもOEM版のウィンドウズを組み込むことができる。つまり、ショップブランドのパソコンを扱うようなパソコン店は、OEM版のウィンドウズを持っている。

 そして、組立キットとして販売するパソコンにもOEM版のウィンドウズを付けることがある。通常版よりOEM版の方が値段が安い。しかし、どれだけの部品を買えばパソコンを1台買ったことになるのか、という解釈の問題がある。自作パソコンを楽しんでいる人は、余った部品を持っていることが多く、ケース(パソコン本体の箱)だけ買えば、もう1台できてしまうといったことが少なくない。

 そのため、たとえばCPUとマザーボードとハードディスクを一緒に買えばパソコンを1台買ったと見なして、同時にOEM版のウィンドウズを買う権利があるといった目安が設けられている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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