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【Jini】

  • ジニー

 サン・マイクロシステムズが提唱している「いろいろな電子機器を簡単に接続して便利に利用できます」という技術。

 サン・マイクロシステムズは、UNIXコンピュータの大手メーカー。ネットワーク関連の技術や、Javaというプログラム言語を開発した会社としても有名。JiniもJavaの技術が元になっている。

 今のコンピュータ・ネットワーク(LAN)は、キッチリ構築してあれば便利だけど、新しいパソコンとか、プリンタとか、PDAと呼ばれる携帯型の情報機器を追加しようとすると、けっこうめんどくさい。アドレスを割り付けるとか、ドライバーソフトを組み込むとか、そういった設定をやらないとネットワークの仲間に入れない。

 しかし、Jiniという技術を使うとパソコンやプリンタやPDAはもちろん、デジタルカメラや車載コンピュータ、家庭内の電子機器も含めて簡単に相互接続できるようになる。

 たとえば今、PDAはいろいろなメーカーからいろいろな機器が出ている。これらをパソコンに接続してデータを移そうとすると、ほとんどの場合、専用の接続ソフトが必要だ。しかし、Jiniに対応させれば、ケーブルでつなぐだけでデータ交換したり、データをプリンタで印刷したりできる。

 家庭でも、電話とか、テレビとか、ビデオデッキとか、テレビに接続してインターネットを利用する機器(STB)とか、さらに将来的には冷蔵庫や電子レンジまで接続して便利に使えるようになる、とされている。

 なんだかピンと来ないかもしれないけど、とにかく今は、種類の違う機器を接続しようとすると、いろいろ面倒なことが多い。Jiniが普及すれば、こういった面倒な制約がなくなるということだ。

 それと、今のネットワークは基本にコンピュータありき、という形態になっている。パソコンが中心で、その他は周辺機器という主従関係のようなものがある。しかしJiniでは、必ずしもパソコンやコンピュータがなくてもいい。一度接続すれば、それぞれの機器が自立的に動くことができる。

 そのため、デジタルカメラからプリンタに直接データを送ったり、出先からPDAで自宅のビデオを操作するといったこともできる。途中にパソコンがなくてもいい。

 なお、Jiniとは別に、オーディオ機器を中心とした家電製品を相互接続する、HAViという規格もある。そして、JiniとHAViを連携させることも考えられている。これらの他に、マイクロソフトが中心になって提唱しているユニバーサル・プラグ・アンド・プレイという規格もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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