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【IPアドレス設計】

  • アドレス設計

 単に、アドレス設計ということも多いけど、より正確には IPアドレス設計ということになる。

 企業などでコンピュータ・ネットワークを構築するとき、サーバーやルーターの台数、パソコンやプリンター、モバイル端末などクライアント機器の台数に応じて、適切に計画していく必要がある。もちろん、将来的な変動も予想しておきたい。

 その際、機器の台数や設置場所、回線(接続方法)などに加えて、それぞれの機器に対して、どのように IPアドレスを割り振るかということも大きな問題あるいは課題になる。これを適正に計画するすることを IPアドレス設計、あるいは単にアドレス設計という。

 現在、一般的な LAN もインターネットも、インターネットを利用した通信サービスやクラウドコンピューティング等も、そのほとんどが IPアドレスでデータの送信先を識別している。そして IPアドレスは、現在、IPv4 から IPv6 へと移行しつつある。

 従来の IPv4 では、利用できるアドレス数が限られていたこともあって、なるべく効率よくアドレスを利用するよう工夫されてきた。そのひとつに、ネットワークアドレスとホストアドレスと呼ばれる区分けがあり、その比率によってクラスA 、クラスB 、クラスC に分類される。

 そして、自社の状況に応じてどのクラスで運用するか選び、さらにホストアドレス部分にサブネットと呼ばれる区分を設けることで、IPアドレスを無駄なく適切に使うよう工夫してきた。狭義には、こうした作業をアドレス設計ということが多かった。

 IPv6 の場合は、そもそも使えるアドレス数が膨大なので、従来のネットワークアドレスに相当するプレフィックスもホストアドレスに相当するインターフェースID も、かなり自由に設定できる。むしろ、サブネットの機能などを上手に使うことで、多くの機器を効率よく管理できるアドレス設計が求められるようになってきた。

 また、IPv4 から IPv6 へ移行する際、いかに計画的に切り替えて行くかということが大きな問題になる。これも一種の、アドレス設計といえるかもしれない。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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