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【IP電話】

  • アイピー電話

 VoIPという技術を使った新しい電話。VoIPについては別のページでも説明しているけど、IP(インターネット・プロトコル)という方式に対応した通信網を使って声を送る技術。

 従来の普通の電話だと、通話中は、手元の電話機から相手の電話機まで交換機という機械を通じて一本の回線がつなる。一方、IP電話の場合は、声のデータをパケットと呼ばれる単位に分割して、そのデータが通信回線の中を混ぜこぜになって流れていく。

 従来の電話は、出発点から目的地まで貸しきりのタクシーやバイク便のような方式だ。一方、IP電話は多くの人が相乗りするバス、あるいは集配所と集配所のあいだは大型トラックに荷物を混在させる宅配便のような感じ。当然、バスや宅配便のほうが料金が安い。

 IP電話の場合、IP方式の通信拠点までは従来の電話網を使う。そのため市内通話など近距離だと料金のメリットがでない。しかし長距離の場合、通信拠点と通信拠点のあいだはバスのようにデータを相乗りさせるため通話料を安くできる。

 現在実用化しているIP電話は、2種類に分けられる。ひとつは各地の通信拠点と通信拠点をIP通信用の専用回線で結んだもの。この回線は、IP電話サービスを提供する通信会社が用意する。

 この方式だと、普通の電話機から普通の電話機へ電話をかけることができる。ただし事前に、IP電話サービスを提供している通信会社に登録するとか、従来とは別の番号にかけるといったことが必要になる。

 もうひとつは、途中をインターネットでつなぐもの。この場合は、かける側も受ける側もパソコンというのが基本だ。ただし最近は、パソコンから普通の電話機にかけられるサービスもある。また、電話機とインターネットを接続する装置を用意して、一般の電話機をインターネット電話に対応させる方式もある。

 なお、インターネットを使う方はインターネット電話といってIP電話とは分けるて考えるのが普通だ。しかし、広い意味ではインターネット電話もIP電話の一方式といえる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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