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【ECDSA】

  • DSA
  • DSS
  • デジタル署名アルゴリズム

 どれも、デジタル署名の方式を表す言葉。

 最も一般的な呼び方が DSA で、Digital Signature Algorithm(デジタル・シグネチャー・アルゴリズム)の略。これを日本語で、「デジタル署名アルゴリズム」ということもある。また、DSS は DSA の 別名で、Digital Signature Standard の略。そして、ECDSA は Elliptic Curve DSA の略で、DSA の改良版だ。

 従来、重要な書類は紙に書いて署名捺印して相手に渡したり、交換したりするものだった。今も基本は同じ。だけど、パソコンで作った文書や画面で入力した文書、さらに電子メールに添付して送った文書も正式な契約書類として有効にする方向に世の中が動いている。

 だけど、電子文書は簡単に改変できる。しかも、その痕跡が残らない。紙の文書だと、書き直しがあれば明らかに分かるし、新たに作り直すのも難しい。これが、電子文書と紙の文書の大きな違いだ。

 そこで電子文書に、送信者の身元を明らかにしたり、途中で改ざんされていないことを証明する仕組みを加えることが考えられた。これが、デジタル署名である。

 デジタル署名にもいくつかの方式があるのだけど、アメリカ政府標準の方式として使われてきたのが DSA だ。アメリカ政府が使う電子機器の仕様を決めた FIPS によって FIPS 186 として定義されている。

 DSA は、実際にデータを暗号化するとき、SHA-1 というハッシュ関数を使っている。しかし SHA-1 は古い技術で、すでに十分な安全性を確保できなくなっている。そのため今後は、より新しい SHA-2 に移行する見込み。

 また、DSA より安全性が高い ECDSA も開発されている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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