【DWH】
- データウェアハウス
データウェアハウスは、大型コンピュータを使った巨大なデータベース・システム。DWHと略すこともある。日本語で「データ倉庫」ということもある。
こまめに家計簿をつけている人でも、スーパーやコンビニのレシートに打ち出された項目ひとつひとつを記録している人は少ないと思う。まめな人でも主食、おかず、嗜好品といった区別をしている程度だろう。
しかし、何月何日の何時に、どの店で何と何と何を買った、といった詳細がパソコンに記録されていると、ここ半年間のスーパーAとスーパーBのキャベツの値段を一覧表にして比較するとか、食費に占めるおやつ代の変化をグラフにするといったことができる。
その結果、キャベツは平均してA店の方が安いけど、キュウリはB店の方が安いとか、夏場におやつ代が高くなるのはアイスクリームのせいだとか、そういったことが見えてくる。
もちろん、家庭でそんなことをする人はいないだろうし、やらなくても何となく分かるものだ。しかし逆に、スーパーマーケットが、こうしたシステムを取り入れたらどうだろう。従来のコンピュータ・システムでは、何月何日に何が何個売れたという集計はできたけど、結果として出るのは集計されたデータだけだった。
しかし、データウェアハウスという巨大データベースを構築すると、とにかくレシートに記録されているレベルのデータがすべて蓄積される。そして、いかようにも検索できる。
その結果、たとえば金曜日の夕方にお米を買う人は、ほかにどんなものを買うか、といったことが調べられる。こうしたことは、これまでも売り場の感覚で何となく分かっていたかもしれない。しかし、データウェアハウスを使うとデータとして実証できる。そして、そのデータを商品の配置や仕入れの調整などに利用できる。
ほかにも、運送会社が一定期間の取り扱いデータをすべて保存したり、通信会社が一定期間の通信記録をすべて保存したり、いろいろな業界で導入されつつある。
そんなに便利なら、もっと早くやればよかったのに、と思うかもしれない。しかしデータ量が膨大なので、すべてを保存したり検索するには、ものすごく高性能なコンピュータが必要だ。そして、最近やっと、それが可能なコンピュータが普及してきた。
なお、こうした膨大なデータの中から、法則やルールを見つけだす技術をデータマイニングという。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































