用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【CrossFire】

  • クロスファイヤー

 ATI という会社が開発した、パソコンの画面を高速に描画するための技術。ATI は、主にビデオチップを作っている半導体メーカー。ビデオチップは、パソコンの画面を描画するための部品。たとえば、3D 画像を多用したゲームを高画質で楽しもうとすると、高性能なビデオチップが必要になる。

 ビデオチップは、マザーボードに直づけされている場合と、ビデオカードと呼ばれる基板(拡張ボード)に付いている場合がある。

 クロスファイヤー(CrossFire)は、複数のビデオカードを接続して使うことで、より高速に描画できるようにした技術。2枚の クロスファイヤー対応ビデオカードを使った場合、3通りの描画方式がある。

 まず、1枚目のビデオカードが1画面目、3画面目、5画面目と奇数番の画面を描画し、2枚目のビデオカードが2画面目、4画面目と偶数番の画面を描画する、つまり交互に画面を描画する方式がある。

 次に、画面をタイル状に分割して市松模様の状態で2枚のビデオカードが作業を分担する方式がある。そして、画面の上半分と下半分を分担して描画する方式がある。

 クロスファイヤーを使うには、いくつか条件がある。まず、1枚目のビデオカードはクロスファイヤーに対応したものでないといけない。ただし2枚目は、1枚目と同等のビデオチップが付いたビデオカードなら OK だ。必ずしも同じビデオカードである必要はない。そして、2枚のビデオカードを差せるマザーボードが必要だ。そして、そのマザーボードにはクロスファイヤーに対応したチップセットが載っていないといけない。

 現実的には、メーカー製の市販パソコンのユーザーが、後からクロスファイヤーを実現するのは不可能で、自作パソコンで最初からクロスファイヤーの利用を見越して部品を購入する必要がある。3D ゲームを楽しむために、とにかく高い描画性能がほしいといったユーザー向けの技術だ。

 なお、これとよく似た技術に、NVIDIA のSLIがある。

Cの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top