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【AES】

 AES は、Advanced Encryption Standard の略で、データ暗号化方式のひとつ。

 従来、アメリカでは DES やトリプルDES と呼ばれる暗号化方式が使われていた。しかし、この方法は古くなってきため、アメリカ政府はより強力な暗号化方式を公募した。その結果、選ばれた方式が AES となった。

 AES は、128/192/256ビットの3種類の鍵を使い、暗号化するための方法(アルゴリズム)も従来のものとはまったく異なる。現在、実用化している方式の中では、極めて強度が高い。

 さて、この AES 方式だけど、今のところ無線LAN の暗号化方式として目にする機会が多い。

 無線LANを使うと、電波を使って離れたパソコン同士で、あるいはルーターやプリンタなどとデータを交換できる。実際には、LANに接続された親機(アクセスポイント)と、パソコンに取り付けられた子機のあいだを電波で結んでいる。

 しかし電波というのは、親機と子機のあいだを直線的につなぐのではなく四方八方に飛んでいる。そのため、無線LANの親機の近くにいると電波を傍受することも可能になる。これでは、企業などで大事なデータを送受信することができない。個人でも、電子メールを傍受したりされたら嫌だ。

 そのため当初は、データを暗号化して送受信するために WEP暗号化が広く使われていた。そこで、より強い暗号化方式として、現在は TKIP が普及している。ただし、TKIP も WEP と同じ方法論で暗号化するため絶対に安全とはいえない。

 AES は、WEP や TKIP より、さらに安全な方式とさている。ただし、安全性が高いということは、それだけ複雑な計算をしているということで、無線LAN 対応機器も高い性能が求められる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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