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【帯域設計】

 コンピュータ・ネットワークや通信ネットワークの利用状況を予想して、適切な通信回線(その容量)を決めること。

帯域は本来、電波を使うときの周波数の幅のこと。しかし今は、情報通信用の回線の容量という意味で使われることが多い。単純化していうと、同時にどれだけ大量のデータを送受信できるか、つまり回線の太さ(速さ)だと思っていい。

一般的な家庭や小規模な事業所なら、光ファイバーが1本引かれていれば、ほとんど問題ないだろう。しかし、一定以上の企業で、本社と営業所を通信回線で結んだり、クラウドサービスを利用したりする場合、どのくらいのデータが行き来するか予想して適切な容量の通信回線サービスを選ぶ必要がある。

もちろん、予想される最大容量に合わせて回線を選ぶ方法もある。しかし、そうなると当然、コストがかかる。また、送受信されるデータには、電子メールのように多少遅れても問題ないものもあれば、リアルタイムの音声や映像のように遅れると困るものもある。

さらに、勘定系システムとインターネット接続を同じ回線で運用するような場合、インターネット利用の影響で勘定系のデータが遅延したり途切れたりするのは避けたい。

さらに、インターネットでは今後、どんな新しいサービスが登場して、それがどのくらい容量を使うか分からない。もちろん、ネットワークを使用する人が増えれば必要な回線容量も増えるだろう。

こうした不確定な要素を勘案して、適切な通信回線サービスを選ぶのはなかなか難しい作業とされている。

なお、通信回線を提供する側(通信事業者)も、年々増加していくデータ量を見越して新しい回線サービスを提供している。こうした回線の容量を設定するのも帯域設計といえる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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