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【分散ストレージ】

 地理的に離れた場所にあるストレージ(記憶装置)をコンピュータ・ネットワークで連結して、大容量のストレージとして利用したり、故障や災害に備えてバックアップ体制をつくること。あるいは、そうした装置。

 コンピュータで保存・管理されるデジタルデータは、今もどんどん増え続けている。そのため、いくつかの問題が生じている。

 まず、ますます大容量のストレージが必要になっている。ストレージとは、今は実質的に容量の大きなハードディスクだと思っていい。あるいは、大容量ハードディスクを搭載したサーバーをイメージしてもいい。

 次に、データ保存の安全性。たくさんのハードディスクを使うと、それだけ故障する台数が増える。また、一ヵ所にデータをまとめておくと、大災害などがあったとき全データを失う危険性がある。

 そのため、たとえば都市部と地方、あるいは国内と海外などの遠隔地に、同じデータを二重保存するといった対策が取られている。さらに、大量のアクセスに対応するために複数の拠点に同じデータが多重保存されていたりする。

 こうした状況に対応するため、複数の大容量ハードディスクをあたかもひとつの大きなハードディスクのように扱う技術や、遠隔地のストレージに自動的にデータを保存したり同期させる技術が開発されている。そして、こうした技術を使って実際に提供されているサービスや機器が分散ストレージということになる。

 分散ストレージを活用することで、一部のハードディスクの空き容量が少なくなっても、容量に余裕のある別のハードディスクに分散してデータを保存するといったことも可能。こうした使い方も、クラウドコンピューティングのサービスのひとつになっている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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