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【ホットアイル】

  • コールドアイル

 データセンターやサーバールームなどの、空調計画や空調設備に関連して使われる言葉。

 アイル(aisle)は本来、教会や劇場、列車や飛行機などの座席と座席の間にある通路のこと。そして、コールドアイルとホットアイルを直訳すると「寒い通路」と「熱い通路」ということになる。

 昔からコンピュータルームは、半導体が大変な熱を出すので機器を守るためにガンガン冷房を効かせてきた。その電気代を抑えようということで、そして機器を守るためにも、今はいかに効率的に熱をコントロールするかということに関心が高まっている。

 サーバーでもルーターでも、通常は前面から冷たい空気を取り込んで中の半導体を冷やし、熱くなった空気を背面から排出している。

 サーバーが何列も並んでいる場合、すべて同じ向きに設置すると、前にあるサーバーから排出された熱い空気を後ろのサーバーが吸い込んでしまう。そして後ろのサーバーは冷却不足になり、作業効率が下がったり故障の原因になったりする。

 そこで、前面と前面、背面と背面という具合に設置して、前面同士が向かい合っている床面から冷たい空気を出す。そして、背面同士が向かい合っている天井に排気の流れを作ると空気がスムーズに流れて効率がいい。冷たい空気と熱い空気が混ざることもない。

 この場合の、床から機器の前面同士の冷たい空気が流れるエリアをコールドアイルという。そして、機器の背面同士から天井への熱い空気が流れるエリアをホットアイルという。

 こうした空気の流れを設計することで、消費電力が少なく、効率がよく、機器の故障が少ないデータセンターやサーバールームを作ることができる。もちろん実際には、冷却装置や床下と天井の配管など総合的に計画する。

 なお、スーパーマーケットなどでは生鮮品や冷凍食品などの売り場(特に床に近いところ)に冷気が溜まって寒く感じることがある。この冷気の貯まる場所をコールドアイルと呼ぶこともある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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