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【ブロードキャストストーム】

 コンピュータ・ネットワーク(LAN)の中で、フレームやパケットと呼ばれるデータが回り続けて、ネットワークの帯域を使いきり、そのネットワークがダウンしてしまう現象。ブロードキャストストームは、「ブロードキャストの嵐」といった意味。

 コンピュータ・ネットワークの中で、他の機器にデータを送る方法は 3つある。まず、特定の機器だけに向けてデータを送る方式で、これをユニキャストという。次に、複数の機器を指定して送るマルチキャスト。そして、すべての機器に送るブロードキャストだ。ブロードキャストのことを一斉同報通信ということもある。

 通常、ブロードキャストを実行しても、ネットワーク内のすべての機器にデータが到達したらそこで止まる。しかし、複数の LANスイッチやブリッジといった機器を使ってネットワークがループ(環)状になっているとブロードキャストストームが起きてしまう。

 最低構成の 2台で考えてみよう。1台目の LANスイッチにつながったパソコンからデータが発信される。それを受け取ったスイッチが他の機器に一斉に配信。その中には 2台目のスイッチがある。

すると、2台目のスイッチがまた他の機器に一斉配信。そのデータは 1台目のスイッチにも戻ってくる。そして、1台目のスイッチが再び一斉配信して 2台目に到達。そしてまた 2台目が…、これが繰り返される。

 LANスイッチやブリッジが、さらに多い場合も同様に一斉配信が繰り返されてしまう。これを止めるのに、もっとも簡単な方法は物理的に LANケーブルを抜いてループを解消すること。このほか予防策として、機器の設定で一部のポートを使えなくしておく方法もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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