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【キーバリューストア】

  • KVS
  • 分散KVS

 KVSは、キーバリューストア(Kye-Value Store)の略で、膨大な情報を保存するのに適したデータ保存形式のひとつ。特に、複数のサーバーに分散して KVS方式でデータを保存すること、あるいはそうした情報管理システムを分散KVSという。

 従来、コンピュータで情報を管理するためにRDB(リレーショナル・データベース)という方式が広く使われてきた。この方式は、どこに何があるか管理しやすく、特に条件を指定して必要な情報を取り出したり、情報を更新したりするのが容易というメリットがある。

 一方で、一度運用が始まると保存できる情報が固定化される、一定の情報量に達すると規模の拡大が難しいといった問題がある。情報システムの利用範囲が限られていたときは良かったものの、今のように桁違いに膨大な情報を扱うようになるとデメリットも生じてきた。

 そこで、RDBよりシンプルに、保存する情報に識別記号を付けて、どんどん溜めていこう。この方が手間が省けるし、情報量が増えても悩まなくていい。という方式が使われるようになってきた。そのひとつで、かつ代表的なのがKVSと呼ばれる方式だ。

 保存する情報(基本的にテキストデータ)をバリュー(Value)といって、識別記号(通常は数字等)をKey(キー)という。ストア(Store)は、倉庫や格納庫といった意味。

 あくまでもイメージだけど、RDBは図書館ような感じ。どの書架の何列目の何段にどんな本があるか、しっかり管理されている。この仕組みが崩れると大変だ。また、移転や拡張の際には全体を整理し直す必要がある。

 一方、KVSは引っ越しの荷物を大小さまざまな箱に詰めて通し番号を付けたような状態。何番の箱に何が入っていて、その箱がどこにあるか分かっていれば、どれだけ箱が増えても大丈夫。

 分散KVSも同様に、インターネット上に存在するさまざまなサーバーにKVS方式の情報が分散して保存されている状態。情報が増えたら、それに応じて使用するサーバーを増やせばいい。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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