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【オーバーレイVPN】

  • オーバーレイ・ネットワーク

 まず、オーバーレイ・ネットワークから理解してほしい。オーバーレイ(overlay)は本来、「重ねる」とか「かぶせる」といった意味。これを意識して以下の説明を読むと理解しやすいかもしれない。

 たとえば一定以上の規模の会社では、まず各部門や営業拠点ごとに LAN(コンピュータ・ネットワーク)を組んでいて、その中で情報交換できることが多いと思う。そして、それぞれの LAN を相互接続することで、別の部署や離れた拠点とも情報交換が可能になっている。

 それぞれの LAN は、物理的に構築されていて、共通の通信方式を持ったネットワークといえる。こうした本来のネットワークの上に構築された、仮想的なネットワークをオーバーレイ・ネットワークという。

 あるいは、インターネットは様々な情報機器や通信回線によって構築されている。このような通信網を利用して、自社専用のネットワーク(通信網)を構築することもできる。これもオーバーレイ・ネットワークで、その代表としてオーバーレイ型の VPN がある。

 VPN はバーチャル・プライベート・ネットワークの略で、インターネットのような公共的な通信網を使いながら専用回線のような安全性の高い通信ができるサービス。インターネット上で提供されているサービスには、ほかにもオーバーレイ型のものがたくさんある。

 とはいえ、"仮想的なネットワーク"というと、どうも具体的にイメージしにくいのではないかと思う。そこで、ひとつの例として以下のような例え話を考えてみた。

 車が走る道路には、大通りや狭い路地、国道や県道、バイパスなど様々な種類がある。そして一般の車は、ほとんどの道を走りたいときに走ることができる。つまり、これはインターネットのような状態だ。

 しかし路線バスは、出発地と行先、走るルートが決められている。つまり、一般の道路網の上に、バス路線という特定用途の道が設定(オーバーレイ)されている。したがってバスの路線網は、ひとつのオーバーレイ・ネットワークと考えることができる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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