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【オブジェクトストレージ】

 オブジェクトという単位でデータを記録する、大容量の記憶装置(ストレージ)。一般にオブジェクトストレージと呼ばれるための要件がいくつかあるもの、明確な定義があるわけではない。

 ストレージ(現在は実質的に大容量ハードディスク)にデータを記録するとき、従来はブロック単位やファイル単位で管理する方式が広く使われてきた。頻繁に書き換えるデータはファイル単位の管理が向いていて、今もこの方式が主流になっている。

 一方、一度保存したらあまり書き換えることがない、しかも容量の大きなデータは、オブジェクト単位でオブジェクトストレージに保存する方が効率がよく経済的といわれている。

 具体的には、インターネットで配信する映像データや、長期保存されるアーカイブ情報といったものがオブジェクトストレージに向いている。

 通常のファイルにも、作成された日時や作成者、データ容量などの付加情報(メタデータ)が記録されている。オブジェクト単位のデータには、保存期間やコピー回数など、より多くのメタデータを付加することができる。そして、これらのメタデータを含めた全体をオブジェクトという。

 オブジェクトストレージの場合、このオブジェクトに固有の名前を付けて大容量のストレージ上に自由に、分散して保存することができる。これも、保存先を構造的に管理するファイル方式と大きく異なる点だ。

 また、オブジェクトストレージは拡張性が高い。つまり、容易に記憶容量を増やすことがでいる。そのため、爆発的に増大しているウェブコンテンツや映像コンテンツなどの保存に向いた方式ともいわれる。

 一方で、オブジェクトに更新があると、上書きされるのではなく新しいバージョンとして保存される。これは、複数の人が更新した場合にトラブルを防止できるというメリットになる反面、頻繁に更新されるデータの保存には向かないという特性にもなっている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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