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【イミュータブルインフラストラクチャー】

  • Immutable Infrastructure

Immutable Infrastructure(イミュータブル インフラストラクチャー)を日本語にすると、「不変のインフラ」といった意味。実際には、一度構築したら変更しないサーバーシステムを指す。

 Immutable(イミュータブル)の訳が、あまねく存在するといった意味の「普遍」でも、偏りがないといった意味の「不偏」でもなく、「変わらない」という意味の「不変」である点に注目してほしい。

 パソコン用OS(基本ソフト)のウィンドウズは、ウィンドウズ・アップデートによって頻繁に更新されている。つまり、プログラムの内容や設定が随時変わっている。また、新しいアプリケーションソフトをインストールするときも、レジストリなどに変更が加えられることが多い。

 従来、ソフトウェアというのは、このように使いながら更新や修正を繰り返して、常に最新の状態に保つのが常識だった。今も、こうした利用が一般的で、それはサーバーでも同じだ。

 しかし、こうした変更や更新を繰り返して行くと、だんだん管理が難しくなる。いつ、どんな変更が加えられたか分からなくなってくることが多く、その情報が共有されていないと、追加変更の際にトラブルが出ても対処方法が分からなくなる。

 そこで、一度構築したらサーバーに対して変更や更新をしない、何か変更する必要があったら、新たなサーバーを別に構築するという考え方が出てきた。これが、Immutable Infrastructure と呼ばれる方式だ。

 システムを更新するときは、新たなサーバーに切り替えて、問題があったら古いサーバーに戻して不具合を修正し、またつなぎ直す。こうした切り替え方式は、ブルーグリーンデプロイメントと呼ばれている。

 とはいっても、サーバー用のコンピュータにサーバーOS を入れて物理的にサーバーを構築していると、そう簡単には新しいサーバーを構築することはできない。 Immutable Infrastructure が可能になったのは、クラウドサービスを利用して仮想的なサーバーを必要に応じて容易に構築できるようになったことが大きい。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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