【非対称デジタル加入者線】
- ADSL
- DSL
- xDSL
普通の電話回線(アナログ回線)を使ってインターネットに接続する場合、通信速度は56kbpsが限界とされている。しかし、xDSLという技術を使うと最高で、従来の数100倍もの速度で通信できる。
電話回線は本来、人間の声を伝えるもの。そのために必要な周波数の音が伝わるようになっている。普通のモデムやファクスも、その範囲の音を使ってデータをやり取りしている。しかし、もっと高い周波数を使うと、はるかに高速な通信ができる。この技術を、xDSLという。
xDSLは、ADSL、SDSL、HDSLといった技術をまとめて表現したもの。つまり「x」の部分には、いろいろな文字が入ります、という意味だ。単に、DSLと書くこともある。
このうち、最も代表的なのがADSL。Asymmetric Digital Subscriber Line(アシンメトリック・デジタル・サブスクライバー・ライン)の略で、日本語では「非対称デジタル加入者線」という。具体的なサービスとして、NTT東日本/NTT西日本のフレッツ・ADSLなどがある。
ADSLを使うと最大で、自分のパソコンからプロバイダー(電話会社)へは従来のモデムの10倍くらい、プロバイダー(電話会社)から自分のパソコンへは100倍くらいの速度で通信できる。
ポイントは、上りと下りで通信速度が違うこと。しかし、インターネットを使っているときは、送るデータより送られて来るデータ(画像など)のほうが圧倒的に多い。そのため、これはこれで現実的というわけだ。
なお、ADSLには高速版(G.992.1)と簡易版(G.992.2)があって、従来は簡易版が多かったけど最近は高速版が増えている。
このほか、SDSLだと上りも下りも同じ通信速度になる。HDSLも上り下り同じ速度だけど、SDSLとは方式が違う。
さて、普通の電話回線で高速通信ができるのはうれしいけど注意点も多い。まず、ISDN回線では利用できない。そして、ADSLモデムが必要になる。また、電話局から遠い地域は通信速度が下がる。回線にノイズ(雑音)が発生すると、やはり通信速度が下がることがある。そのため、サービス案内に書かれている通信速度が常に保証されているわけではない。
なお、すでに家庭でも(必要があれば)光ファイバーで接続できるサービスが始まりつつある(Bフレッツを参照)。光ファイバーの方が、さらに高速な通信できる。そのためADSLは、光ファイバーが普及するまでの、つなぎの技術になるともいわれてきた。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































