【電子透かし】
パソコンやインターネットで扱う写真やイラスト、音楽などのデータに著作権情報を組み込んだもの。あるいは、組み込む技術。「透かし」は、偽札防止のため紙幣に入っている、あの透かしと同じ意味。
たとえばインターネットのホームページで、きれいな写真を見つけたとしよう。その写真がほしければ、簡単な操作で自分のパソコンに取り込める。ウィンドウズパソコンなら、画像を右クリックして「名前を付けて保存」すればいい。マッキントッシュなら、数秒間マウスボタンを押したままにすれば同様の操作ができる。
最近ではMP3といった技術が広まって、音楽データもインターネットで簡単に配布できるようになっている。
しかし、こうしたデータにも著作権があって、それは守られないといけない。ところが、パソコンを使うと簡単に複製できるし、複製しても劣化しない。ビデオ映像をダビングすると画質が悪くなるけど、パソコンのデータは何回複製しても質が落ちない。
これは、著作権を持っている人には大問題だ。今は、ホームページで公開されている情報は、ほとんど無料で見られる。しかし、写真一枚いくらといった有料サービスもある。音楽データをインターネットを通じて販売するといったことも始まっている。ところが、簡単にデータをコピーできると、うかつに作品を公開できない。
こうした場合に、著作権を守る方法として考えられているのが電子透かしと呼ばれる技術だ。
具体的には、画像データや音楽データの中に、著作権者の名前や連絡先、データ作成日などのデータを埋め込んでおく。普通に画像を見たり音楽を聴いても、そのデータは分からない。しかし、特殊なソフトを使うと見ることができる。
著作権のデータは、何度コピーしても消えないし、グラフィックソフトなどを使って一部を切り抜いたり合成したりしても残るという。そのため、著作権者に無断で画像データを複製して使ったり配布したりすると、そのデータの中にある著作権データが証拠になるという仕掛けだ。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































