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【都市鉱山】

 パソコンや携帯電話、その他の家電製品などに含まれている希少金属を総称する言葉。そうした希少金属が、日本にたくさん存在している状態を表している。

 パソコンや携帯電話、液晶テレビなど最新の家電には、たくさんの半導体部品が入っている。そして、それらの部品には金や銀といった高価な金属から、インジウムやタンタルといった聞きなれない金属まで、さまざまな貴重な素材が含まれている。

 こうした希少金属は、そもそも自然界に存在する量が少ない。半導体の中に含まれている量も少ない。しかし日本では、大量の電子機器が使われているため、その全体を合計すると膨大な量になる。まさに、チリも積もれば山の状態だ。

 たとえば、金は自然界に存在する量の約16%が日本の製品の中に蓄積されているといわれる。同じく銀は22%、スズは11%という試算がある。液晶パネルに使われているインジウムにいたっては、なんと世界の現有埋蔵量の61%が日本にあるという。

 だから、古いパソコンや携帯電話、家電製品などを集めて、その中から希少金属を回収すれば、巨大な鉱山に匹敵する資源になる。日本の都市には、それだけの資源が存在する。この状態を指して、都市鉱山といっている。

 ここで大事なのは、いかに安く効率的に、廃棄パソコンや機種変更されて使わなくなった携帯電話、買い換えられた電気製品などを回収するかということ。そして、その中から、いかに効率的に希少金属を取り出すか。つまりは、リサイクルの問題になる。

 自分の身の回りにある古いパソコンや携帯電話、使わなくなった家電製品の中に、貴重な資源が含まれていることを意識してみよう。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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