【踏み台】
ハッカーによって、自社のコンピュータ・ネットワークを悪用され、不正アクセスなどの中継地として利用されること。
たとえば、あるハッカーがインターネットを使ってC社のコンピュータ・システムに不正アクセスするとしよう。しかし腕に覚えのあるハッカーは、いきなりC社のコンピュータに接続しようとはしない。
まず、自分のパソコンをインターネットに接続するために、Aプロバイダーに接続したとしよう。このままC社のコンピュータに接続すると、あるいは接続しようとすると、Aプロバイダーから来たという記録がC社のコンピュータに残ってしまう。
そこで、まずAプロバイダーから、まったく関係のないB社のコンピュータに不正アクセスする。そして、B社のユーザーのフリをしてC社のコンピュータに侵入を試みる。そうすると、C社のコンピュータにはB社から不正侵入しようとした記録が残る。この場合に、B社は「踏み台にされた」という。
この場合だと、B社のコンピュータに残っている記録も調べればAプロバイダーから入ってきたことがわかる。そのため実際には、何段階もの踏み台を経て不正アクセスを試みるという。しかも、いくつものルートを持っていて、こまめにルートを変えたりするらしい。
いずれにしても、自社のコンピュータが踏み台にされると、あらぬ疑いをかけられたり恥をかいたり管理責任を問われたりする。そのため、こうした事態への対応もネットワーク時代の重要な仕事になっている。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































