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【走査線】

 テレビ放送は、1秒間に30枚の画面を描き換えることで映像を表示している。パソコンは、1秒間に70画面、75画面、100画面など設定によって描き換える回数が違う。詳しくは、リフレッシュレートのページを見てほしい。

 で、テレビ放送の場合も、パソコンの場合も、1画面分のデータを一度に送ることができない。そのため、画面を横方向に切って、細い線にして、それを順次送っている。この、画面を分解した細い線を走査線という。

 たとえば、従来のテレビ放送(SDTV)は走査線の数が525本だ。しかし、実際に画面表示に使われているのは480本で、これを有効走査線という。つまり、1画面が480本の細い線にスライスされている。

 ハイビジョン放送の有効走査線は、720本または1080本である。走査線の数が多いほど、高精細な画面を表示できる。

 パソコンの場合、画面解像度が1024×768だったら走査線の数は768本、1600×1200だったら1200本ということになる。

 従来のブラウン管テレビやパソコンの CRTディスプレイは、画面の裏側に電子ビームという装置があって、この装置が画面の左側から右側に向かって光線を発射することで映像を描く。これを、走査という。そして、1回の走査で描かれるのが1本の走査線ということになる。

 なお、走査線で画面を表示するとき、奇数列と偶数列に分けて描く方法と、上から順に描いていく方法がある。奇数列と偶数列に分ける方をインターレース方式、上から順に描く方をプログレッシブ方式と呼ぶ。

 従来のテレビは、インターレース方式だった。しかし最近のデジタル放送ではプログレッシブ方式も使われている。パソコンは、昔からプログレッシブ方式である。パソコンの画面で従来のテレビ放送を視ると、動きの速い場面で横縞が出ることがあるけど、これはインターレース方式の映像をプログレッシブ方式に変換しているため。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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