用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【組み込みOS】

 パソコンよりシンプルな、PDA、情報機器、家電製品などに組み込んで使う基本ソフト。OS(オーエス)は Operating System の略で、いわゆる基本ソフトのこと。

 具体的には、ウィンドウズCE、ウィンドウズNTを元にした Windows NT Embedded 4.0 、ウィンドウズXP プロフェッショナルを元にした Windows XP Embedded などがある。これらをまとめて、Windows Embedded(ウィンドウズ・エンベデッド)と呼ぶこともある。また、リナックスやTRONといった基本ソフトを組み込みOSとして使うことも多い。

 こうした組み込みOSを使った機器として、まずハンドヘルドPCやポケットPCに対応したPDAがある。ハンドヘルドPCやポケットPCは、ウィンドウズCEから作られたPDA用の基本ソフトと解釈するといい。

 特定の機能に限定したサーバーや、コンビニなどにあるPOS対応のレジにも組み込みOSが使われている。家庭用の機器では、テレビでインターネットを利用するためのセットトップボックスなどに使われている。まだ実例は少ないものの、高機能なカーナビや、家電製品を一括してコントロールする機器(ホームサーバー)などでも使われていく見込み。

 こうした機器は、パソコンほど多用途ではないものの、中の仕組みはどんどんパソコンに近づいている。むしろ、機能を限定したパソコンという方が適切な機器も少なくない。そのため、パソコンと同じように基本ソフトを使うケースが増えている。

 ただし、必要な機能は機器によって異なる。また、パソコンのようなカラフルで複雑な操作画面は、ほとんどの機器が必要としない。現実には、容量が少ないメモリーと性能が低いCPUで特定の処理だけできればOKといったことが多い。

 そのため組み込みOSは、ソフト自体が部品化されていて必要な部品(プログラム)を選んで使えるようになっている。もちろん、どの機能を使うかは機器のメーカーが開発段階で決めること。一般のユーザーが自分で選ぶわけではない。実際、こうした機器を使っても、どんな組み込みOSが使われているか分からないことが多い。

くの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top