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【生体認証】

  • バイオメトリクス

 人間の身体の特徴を使って本人を確認する技術。英語ではバイオメトリクス(biometrics)といって、日本語では「生体認証」と訳されている。

 パソコンや携帯電話を起動したり、LANやインターネットなどのコンピュータ・ネットワークにアクセスするときの認証、つまり本人確認に使われる。このほか、入退室管理や銀行の ATM の本人確認など利用範囲は広い。

 現在、こういった本人確認には、パスワードが広く使われている。しかしパスワードには、忘れる、入力を間違える、盗まれる、類推される、といった問題がある。忘れたり間違えたりすると本人なのに、そのパソコンやネットワークを利用できなくなるし、盗まれたり類推されると他人が本人になりすまして利用できてしまう。

 類推されるというのは、本人の誕生日や電話番号、ニックネーム、一般名詞や有名な固有名詞(地名とかタレント名とか)といったパスワードを使っていると、他人が見当をつけて入力して当たってしまうこと。

 で、こういった問題を解決するために開発されているのがバイオメトリクスの技術だ。具体的には、本人を確認するために、指紋、虹彩(アイリス=黒目の中の模様)、手のひらの血管の模様、耳の形、声などを使う。手書きのサインも含まれることが多い。

 指紋の場合は、小さな指紋読み取り装置に指を当ててユーザーの登録と確認を行う。最近は、ノートパソコンに差して使える小型装置も実用化している。

 虹彩の場合は、スパイ映画などで目に光をあてて本人確認をしている、あれだ。映画では、コンタクトレンズや義眼でシステムを破るシーンもあるけど、実際にはメガネやコンタクトレンズを付けていても確認できるし、義眼や写真は見破られてしまうという。

 声の場合も、声紋を分析するので、ものまねはもちろん録音でも見破られるという。サインの場合も、文字の形だけでなく、書く速さや筆圧まで確認している。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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