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【枯れた】

 枯れたハードウェア、枯れたソフトウェア、枯れた技術、なんて言い方をする。この場合の「枯れた」は、基本的には「古い」と同じ意味だと思っていい。

 しかし単に古いだけでなく「すでにトラブルが出尽くしていて、そのトラブルも解決され尽くしている」といった意味が強い。そして必ずしも悪い意味ではなく、むしろ良い意味で使われることが多い。

 パソコンをはじめとするコンピュータ、あるいはインターネットや LAN などのコンピュータ・ネットワークの世界は、ものすごい勢いで進化してきた。ところが、十分に検証されないまま実用化された技術が多いので、予期せぬトラブルが非常に多かった。

 そして、そうしたトラブルは「走りながら直していこう」というのが、この業界の流儀。つまり、とにかく使ってみて問題があったら使いながら修正していこうという考え方だ。

 しかし、どの世界でも、こうした考え方が通じるわけではない。たとえば、同じような半導体技術を使っていても、産業機械や設備、自動車や飛行機、家電などの分野ではトラブルがあってはいけない。というか、トラブルが容認されるのはコンピュータ関連の世界だけ、という方が正しいかもしれない。

 そのため、コンピュータ以外の分野では、問題が出尽くして動作が安定した半導体部品やソフトウェアを使うことが多い。そして、こうした部品やソフトに対して「枯れた」という表現を使う。

 ただし、だったら古い技術がいいのかというと、必ずしもそうではない。コンピュータの世界では、古くなってきた技術をレガシーとも呼んでいる。この場合は、悪いイメージが強い。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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