【提案依頼書】
- RFP
RFP は Request For Proposal の略で、日本では「提案依頼書」と呼ばれる。情報システムを構築する際に、発注元の企業から SIer と呼ばれる業者に最初に提出される書類。
従来、情報システムを組む場合、最初に口頭などであいまいな依頼をして、それを請けた情報システムの業者(SIer)が具体的なシステムを提案するケースが多かった。特に、専任の IT技術者のいない中小企業では、そうした傾向が強かった。
しかし、どんな情報システムが欲しいのか、それによって何をどのように改善したいのかが明確になっていないと、業者もシステムを提案をしにくい。特に最近は、情報システムが多様化しているため、ますます具体的な要望がないと計画を立てにくくなっている。
そこで最初に、発注する企業の側から、必要とするシステムの概要、その目的、契約条件などを文書にまとめて、業者に提出する動きが出てきた。その書類が、RFP である。
これがあれば、業者の側も具体的な提案を出しやすい。また、後になって「これは違う」といった行き違いも起こりにくい。さらに、発注者側も複数の業者に提案をもらって最適なシステムを選ぶことが可能になる。
たとえば、「土地が余っているので建物を建てたい。何かプランを提案してくれ」といった依頼を受けても、建築業者は困る。そこがどんな場所で、どのくらいの面積があるのか、一戸建ての住宅が欲しいのか、集合住宅を建てたいのか、あるいはオフィスビルや商業ビルを建てたいのか、具体的な希望がないと提案できない。
情報システムを作るときも、これと同じだ。最初に RFP を作ることで、その後の開発の無駄も省けるし、しいては開発期間の短縮や開発費の抑制にもつながる。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































