
常時接続は、パソコンなど(実際にはLANが多い)がインターネットに常に接続されていること。あるいは、いつでも接続して利用できること。
企業や大学などでは、専用線接続という方法で24時間いつでもインターネットに接続されていることが多い。つまり常時接続されている。一方、小規模オフィスや家庭では、ダイヤルアップ接続といって必要なときだけ電話回線を通じてインターネットに接続する方式が多かった。
しかし最近は、家庭でも負担できる一定の料金で、いつでも好きなだけインターネットを利用できるサービスが増えている。たとえば、CATV(ケーブルテレビ)を使う方法がある。あるいは、普通の電話回線(アナログ回線)を使うADSLという方法もある。これらの方法だと、通信速度もグッと速くなる。
また、ISDN(INSネット64)にフレッツ・ISDNというサービスを付加すると時間制限なくインターネットに接続できる。この場合、使わないときは接続を切るので正確には常時接続ではない。しかし、いくら使っても料金が一定なので、時間を気にすることなく利用できる。
常に接続されている常時接続と、一定の料金で何時間でも利用できる定額接続は、厳密には意味が違う。しかし現実には、定額接続サービスも事実上の常時接続サービスとして語られることが多い。
なお、常時接続の場合は普通、定額料金になっていることが多い。しかしパケット通信のように、接続した時間ではなく送受信したデータ量に応じて課金される通信方式もある。この場合は、常時接続だけど定額料金でないこともある。
インターネットに常時接続していると、いつでも最新ニュースが見られるし、ラジオやテレビのような放送サービスも時間を気にしないで楽しめる。大きな画像やソフトをダウンロードするときも接続料金を気にしなくていい。電子メールも、数分ごとに自動的にチェックするよう設定しておけば新着メールをすぐに読める。
一方、常時接続には問題もある。もっとも危険なのは、ハッカーがあなたのパソコンに不正侵入する可能性があること。そして、あなたのパソコンを踏み台にして悪事を働くかもしれない。攻撃的なプログラム(ウイルスなど)を送り込まれる可能性もある。
こうした被害を防ぐためには、ファイアウォールなどでしっかり自衛する必要がある。しかし、個人で管理していくのは大変だ。そのため現実には、必要ないときは接続を切ったり、パソコンの電源を落としておく方がいい。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修