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【安定性】

 コンピュータの世界で「安定性が高い」というと、長い時間使ったり大量の作業を続けてもトラブルが起きないこと。逆に、頻繁にトラブルが発生したり止まったりする場合は「安定性が低い」とか「安定性が悪い」という。

 もちろん、本体が縦置きのパソコンは地震のとき倒れやすいから「安定性が悪い」なんていうこともあるだろう。この場合、大きなパソコン店へ行くとパソコンや周辺機器を机に固定する器具を売っているので、それを使うといい。一部の企業や役所では、実際にこうした器具でパソコンを守っている。

 さて、最初の話に戻ろう。コンピュータの安定性の善し悪しは、ソフトの質が影響することが多い。たとえば、ソフトに不具合(バグ)があると、それが原因で止まったりトラブルが出たりする。部品の故障など、機械的な問題が原因になることは少ない。

 実は、パソコンはコンピュータの中でも安定性が低い部類に入る。たとえば、ユニックスという基本ソフトを使ったサーバー用のコンピュータは、何ヶ月も止まらずに動き続けるのが普通だ。というより、そのくらいの安定性がないとサーバーとして使えない。

 一方、パソコンの場合、使い方にもよるけど、ひどいときは1日に何度も止まって再起動することがある。パソコンは、ユーザーが自由に部品や周辺機器、ソフトを追加できるし、設定も変えられる。だから、ある程度は仕方ない面もあると思う。部品やソフトの組み合わせが多くなれば、それだけ予期できない問題が発生する可能性が高くなる。

 ただし、基本ソフト自体にも問題があった。たとえば従来、主に個人・家庭向けとされてきたウィンドウズ95、ウィンドウズ98、ウィンドウズMeは、内部に古い仕組みを残したまま発展してきた。そのため、根本的なところで安定性を高めるのが難しかった。

 一方、主に企業向けとされてきたウィンドウズNTやウィンドウズ2000は、安定性を重視した仕組みが使われている。このあたり、カーネルやNTカーネルのページも参照してほしい。

 2001年の秋に登場したウィンドウズXPは、家庭向けのホームエディションも企業向けのプロフェッショナルも、ウィンドウズNTや2000を発展させたものだ。そのため、従来の家庭向けウィンドウズより安定性が高い。具体的には、使っていたアプリケーションソフトがトラブルを起こしても、問題のソフトだけ終了できる。そして、ウィンドウズ自体やほかのソフトには悪影響が及ばないように作られている。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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