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【周波数】

 本来は、電波や光、音などの振動数を表す言葉。ただしパソコン関連では、ほかにもいろいろな周波数がある。

 電波は、一定の長さの波として空中を進んでいく。光や音も同じだ。で、通常は1秒間に何回、波が上下(あるいは左右)するか、それを周波数といってHz(ヘルツ)という単位で表す。1秒に1回なら1Hzになる。しかし実際には、もっと膨大な上下動を繰り返している。

 たとえばラジオの場合、AM放送には数百kHz(キロヘルツ)の、FM放送には数十MHz(メガヘルツ)の電波が使われている。テレビ放送や無線通信でも目的に応じて、いろいろな周波数の電波が使われれている。

 携帯電話の電波も周波数が決められている。従来の携帯電話では、800MHzと1.5GHz(ギガヘルツ)が使われてきた。FOMAという新しい方式では2GHzが使われている。パソコンに関連したものでは無線LANがある。いま普及している IEEE802.11bという方式では、2.4GHz帯という周波数を使っている。

 k(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)は、それぞれ1k=1000、1M=100万、1G=10億を表す。したがって2.4GHzなら、1秒間に24億回も電波が振動(上下)していることになる。

 パソコン関連の周波数としては、まずクロック周波数がある。これは主にCPUが作業をするテンポを表す数字で、電波とはまた別の振動になる。しかも実際は、先にベースクロックと呼ばれるクロック周波数があって、CPUのクロック周波数は、それをCPU内部で数倍に高めたものだ。

 最近は同様に、パソコン内を行き来するデータのテンポや、ビデオチップが作業するテンポをクロック周波数で表すこともある。

 このほか、CRTディスプレイの画面表示に関連して、垂直走査周波数とか水平走査周波数という言葉もある。また、音楽をデジタル化して記録するときはサンプリング周波数という技術を使う。それぞれ別のページで説明しているので必要に応じて見てほしい。

 いろいろな周波数があって、しかも一見なんの関係もない感じがする。しかしどの場合も、一定の動作や作業が高速で繰り返されていて、一定の時間(普通は1秒間)あたりの動きや作業の回数が周波数だと考えるといい。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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