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【仮想化技術】

 1台のコンピュータの中に、複数の仮想コンピュータを作り、それぞれに別々の基本ソフトを入れて動かす技術。もともと大型コンピュータやサーバーで使われてきた技術だけど、最近ではパソコンでも利用できるようになっている。

 普通のパソコンでは、同時に複数の基本ソフトを起動することはできない。複数のハードディスク(パーティション)に異なる基本ソフトを入れておいて、起動のときに選択することは可能だけど、同時に起動できるわけではない。

 しかし、仮想化技術を使ってパソコンの中に仮想のパソコンを作れば同時に複数の基本ソフトを起動できる。もちろん、それぞれの基本ソフトの上で様々なアプリケーションソフトを使うことが可能だ。

 そして、ひとつの基本ソフト上でトラブルが発生して停止するようなことがあっても、別の基本ソフトや、その上で動いているアプリケーションソフトは問題なく動かし続けることができる。

 パソコン用の仮想化技術の実例は、バーチャルPC の説明を参照してほしい。ほかにも、マッキントッシュ用の Parallels Desktop といったソフトがある。

 サーバーの場合も同様で、たとえば1台のサーバーの中に複数の仮想マシンを作って、ウィンドウズサーバー2003とリナックスを同時に動かすといったことが可能になる。もちろん、一方はファイルサーバー、一方はメールサーバーといった使い分けができる。そして仮に、一方のサーバーがシステムダウンしても、もう一方のサーバーはサービスの提供を続けることができる。

 仮想化技術を使うことで、1台のサーバーで複数台分の作業ができるようになり、導入コストや設置スペースを節約できる。

 逆に大きなストレージでは、複数のハードディスクを仮想化技術によって、ひとつのディスクのように見せるケースも増えている。

 なお最近は、CPU にも仮想化技術が搭載されるようになってきた。具体的には、インテルの VT や、AMD の AMD-V がある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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