用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【ローミング】

 インターネットの場合と、携帯電話の場合と、無線LANの場合で少しずつ意味が変わる。しかし、元の概念は同じ。本来のサービスエリアの外でも通信ができることだ。ローミング(roaming)のローム(roam)は「歩き回る」とか「放浪する」といった意味。

 インターネットの場合は、普段使っているユーザーIDとパスワードで、海外でもインターネットを利用できるようにするサービスのこと。

 たとえば、海外でホームページを見たい、電子メールの送受信をしたいというとき、一番確実なのは日本まで国際電話をかけて普段使っているプロバイダーのアクセスポイントに接続することだ。しかし、この方法だと国際電話代がかかる。

 特定の国や地域へ頻繁に行くなら、現地のプロバイダーの会員になるという手もある。しかし、たまにしか行かないのなら会費がもったいない。

 そこで役立つのが、ローミングサービス。たとえば、日本のプロバイダーA とアメリカのプロバイダーB が契約して、プロバイダーA の会員は特別な手続きなしでプロバイダーB のアクセスポイントを使えるようにする。そうすれば、アメリカから日本に国際電話をかける必要も、プロバイダーB の会員になる必要もない。もちろん、プロバイダーA がヨーロッパのプロバイダーとローミング契約すれば、ヨーロッパのアクセスポイントが使える。今は、大手プロバイダーを中心にローミングサービスが一般化している。

 携帯電話の場合も、ほぼ同じように考えればいい。電話会社同士が提携して、本来の通話エリア以外の場所でもサービスを利用できるようにすることだ。たとえば外国の携帯電話会社と提携していれば、自分の携帯電話にかかってきた電話を海外用の携帯電話機で受けるといったこともできる。

 無線LAN の場合は、ローミングの対象となるエリアが狭くなる。無線LAN は、LANにつながった親機(アクセスポイント)とパソコンに付けた子機のあいだを無線でつないでいる。そして子機は、どの親機と通信するか設定されている。

 で、たとえばオフィスの親機と接続している子機(パソコン)を持って会議室へ行ったとしよう。オフィスの親機の電波が会議室に届かなくても、会議室の親機とローミングの設定がされていれば、そのまま通信することができる。

 さらに最近では、飲食店や公共の場でも無線LAN を使ってインターネットに接続できるようになってきた。この場合、不特定の親機を通じて不特定のプロバイダーに接続することになる。これを実現する方法(技術)も、ローミングと呼ばれることがある。

ろの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top