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【ローカルスコープ】

 コンピュータ・プログラムの中では、変数や関数といった機能が使われている。この変数や関数を参照できる範囲が、プログラムの一部に絞られた状態をローカルスコープ(local scope)という。

 変数は、あるデータに名前をつけて、そのデータを一定期間利用できるようにしたもの。関数は、繰り返し行われる作業をひとまとまりの手順として記録し、命令を出すと必要な値を返してくれるものだ。

 こうした変数や関数を利用するとき、そのプログラムの、どの範囲から見たり呼び出したりできるか決めることができる。この参照範囲のことをスコープという。

 そして、プログラム全体から参照できる場合はグローバルスコープという。一方、一定の範囲(ブロック)しか参照できない場合はローカルスコープという。

 大きなプログラムでグローバルスコープを指定すると、対象となる関数を探すのに時間がかかったり、同じ名前の変数があると混乱したり、トラブルの元になりやすい。そのため、範囲を指定できるものは指定してローカルスコープにする方がいい。

 プログラムは通常、ブロックと呼ばれる単位の集まりで構成されている。1本のプログラムを単行本に例えると、ブロックは各章や段落にあたる。

 ローカルスコープを設定して、このブロックの中からこの変数を探しなさいと指定することは、特定の段落の中から単語を探しなさいという指示に例えることができる。ひとつの単語を探すのに、本全体から探すより、指定された段落の中だけ探すほうが楽だ。

 同じように、プログラムの中で変数や関数を呼び出すときも、ローカルスコープを利用して範囲を限定できるなら、その方が望ましい。なお、対象となる変数や関数が指定範囲の外にあって参照でいないときは「見えない」という。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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