用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【モーションキャプチャ】

 人間の動きを、データ化してコンピュータに取り込む技術。

 たとえば SF映画や音楽のプロモーションビデオなどで、擬人化したキャラクターやロボットが非常にリアルな動きを見せることがある。キャラクター自体は明らかに CG なのに、動きは人間そのものといったとき、たいていモーションキャプチャの技術が使われている。

 2次元の絵を次々に見せることで動きを表現するアニメーションと違って、立体的なデータとして作成された CGキャラクターを動かすには、どのパーツをどのくらい動かすか細かい指示を与える必要がある。そのため、人間のように滑らかな動きをさせるのは大変だ。

 そこで、人間の動作をデータとして取り込んで、その動きを CGキャラクターに再現させる方法が開発されてきた。このとき、人間の動きをデータ化して取り込む技術をモーションキャプチャという。動き(モーション)を取り込む(キャプチャする)といった意味だ。

 一般的な方法は、動きを演じる人物(俳優やダンサーなど)に全身にフィットした衣装を着てもらい、アタマや手足の先、肩、関節などにマーカーと呼ばれる小さな球体を着ける。そして必要な動作をしてもらい、その様子を複数のカメラで撮影する。

 そして、マーカーの位置の変化をデータとして記録する。次に、CGキャラクターの身体の同じ部位に動きのデータを当てはめると、そのキャラクターが俳優やダンサーとまったく同じ動きをする。

 これと同じ方法で、スポーツ選手のフォームを記録して解析したり、医学や人間工学の研究のために人間の動作を記録することがある。これらも、モーションキャプチャと呼ばれている。

 なお、球体のマーカーを複数のカメラで撮影する方式だと、動きによってはマーカーが隠れて見えなくなることがある。そのため、磁気式のマーカーを使うなどより新しい方法も開発されている。

もの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top