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【ムーアの法則】

 パソコン用CPUの最大手、インテル社の創設者の一人、ゴードン・ムーア博士が唱えた半導体に関する法則。内容は「半導体の性能と集積は、18ヶ月ごとに2倍になる」というもの。

 18ヶ月というとピンと来ないけど、1年半だ。もっと分かりやすくいうと、3年で4倍になるということ。なんだ大したことないじゃないか、なんて思わないでほしい。

 たとえば今、2cm四方の基板に4個のトランジスタが載っているとしよう。3年で4倍ということは、これが16個になるということ。その3年後には、64個。さらに3年後は、256個だ。つまり9年で、同じ2cm四方の基板の上に256個のトランジスタが載ることになる。

 同じように計算していくと、12年で1,024個、15年で4,096個、18年で16,384個になる。基板の大きさは変わっていないことを忘れないでほしい。トランジスタはどんどん小さく、配線はどんどん細くなる。

 で、実際はどうかというと、1993年に出た最初のペンティアムはトランジスタの数が約310万個だった。1997年に登場したペンティアムIIは約750万個のトランジスタが指先くらいの大きさに集積された。さらに、2000年に登場したペンティアム4だと2000万個以上、内蔵されているキャッシュメモリーの分も合わせると4000万個を超えている。

 あれ、ちょっと計算が合わないか? でも、まぁ、いいじゃないか。いずれにしても、とんでもない数だ。

 ムーア博士がこの法則を唱えてから、これまで、ほぼその通りになってきた(とされている)。しかし、これから先は多くの難関が待ち受けている、といわれる。しかし、これまでも限界説はあったけど、新しい技術が開発されて乗り越えてきた。将来的には、トランジスタの数が何億個という単位になるという予測もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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