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【ポート番号】

 パソコンの世界では一般に、データをやり取りするためのコネクターをポートと呼ぶ。たとえば、シリアルポートとかパラレルポートとか。そして、複数のポートがあるときは、COMポート1とかCOMポート2といった具合に区別する。そのため、これをポート番号と呼ぶことがあるかもしれない。

 しかし、インターネットの世界では、別の意味でポート番号という言葉が使われている。普通のパソコンユーザーがこの言葉を使う機会は少ないけど、一般にポート番号というとこっちの意味になることが多い。

 インターネットに接続されたコンピュータには、IPアドレスと呼ばれる番号が割り振られている。そして、IPアドレスで各コンピュータを識別している。

 また、インターネットには複数の機能がある。たとえば、ホームページを提供するWWW、ファイルを転送するFTP、電子メールなどだ。で、これらの機能は別々のサーバー用ソフトで提供されている。そして、ホームページを呼び出したいときはウェブサーバーのソフトにアクセスし、電子メールを送受信したいときはメールサーバーのソフトにアクセスする必要がある。

 そのため、どの機能(ソフト)を使うかを、ポート番号という数字で指定している。実際には、IPアドレスとポート番号を組み合わせることで、どのコンピュータのどの機能を使いたいのか識別している。あくまでもイメージだけど、銀行や郵便局に例えると、IPアドレスが支店名、ポート番号が窓口の番号といった感じだ。

 主な機能は標準的なポート番号が決まっている。たとえば、ホームページのデータを呼び出す http は 80番、電子メールを送る SMTP は25番といった感じ。郵便局の貯金の窓口へ行って「切手をください」といっても売ってもらえないように、メールサーバーのポート番号25番にアクセスしてホームページのデータを要求しても出してもらえない。

 といっても、普通のパソコンユーザーが使うブラウザーや電子メールソフトで、こうしたポート番号を設定する必要はない。パソコンでサーバー的なソフトを使うことがあれば(普通はない)、見る可能性があるといった程度だ。

 なお、データを送受信できる状態になっていることを「ポートが開いている」という。送受信できない状態だと「ポートが閉じている」という。そして、インターネット上にあるコンピュータの中に、無防備にポートが開いているものがないか探ることをポートスキャンという。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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