【プロビジョニング】
元々は、通信業界で使われていた言葉。お客様に通信サービスを提供する際、申し込みがあってから回線の設置工事を始めると、サービス開始まで時間がかかってしまう。
そこで、利用者や通信量の増え具合を予想して、早め早めに設備を増強することをプロビジョニングといっていた。これによって、お客様から申し込みがあったらすぐにサービスを提供できる。
provisioning は、「供給」とか「準備」といった意味の provision に ing を付けた造語。ただし、provision 自体にも「食料などを供給する」という動詞の意味がある。
さて、最近では、通信業界だけでなく、情報システムの世界でもプロビジョニングという言葉を使うようになってきた。
たとえば、データセンターのようなサービスでも、予想を超えて利用者が増えると、サーバーやストレージ(ハードディスク)、回線の容量などが足りなくなる可能性がある。一般企業でも、社員や扱うデータ量が急増すると設備が不足する可能性がある。
今は情報システムも、その中で使うソフトも、蓄積されるデータも、どんどん変わっていく。そして、そのたびに容量が増えていく。さらに、いかに迅速に新技術に対応するかが IT企業のサービス品質に直結したりする。
そのため、やはり顧客の数や利用状況を予測して、いつでも迅速にサービスを提供できるようにする姿勢が一般化してきた。そしてこれも、プロビジョニングと呼ばれるようになった。
ただし、情報システムやネットサービスの場合、ユーザーアカウントの設定やセキュリティ対策も即座に提供できるよう準備して、サービス開始までの時間をさらに短縮できるようにしている。そして今は、こうした設備以外の部分、オペレーションの部分も含めてプロビジョニングということが多い。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































