
インターネットに接続しようとしたり、LANを組もうとすると必ず出てくる「プロトコル」は、分かりにくい言葉の代表だと思う。日本語では「通信手順」と訳されることもある。
プロトコルは、コンピュータ同士がデータをやり取りするときに必要な約束事の集まりだ。といっても、具体的にイメージしにくい。よく使われる電話の例で説明しよう。
電話がかかって来たら、まず受話器をとる。相手が「もしもし」といったら「はい、○○です」と答える。それに対して相手が「□□ですが、・・・」といって用件に入るのが普通だ。つまり、これが電話という方法で連絡をとる場合の一般的な約束事になっている。
もし最初に、相手が「Hello」といったらどうだろう? その時点で、相手が英語で話したがっていることが分かる。しかし、こちらが英語を話せないと会話が成立しない、つまり通信できないということだ。
コンピュータ同士でデータのやり取りをするときも、いろいろな方法があって、方法を統一しないと通信が成立しない。
具体的には、インターネットではTCP/IPというプロトコルが使われている。社内LANを組むときも、TCP/IPを使うことが多い。とはいえ、今のパソコン(基本ソフト)やインターネット接続ソフトには必要な機能が用意されている。そのため、説明書に従って設定すればまず問題ない。最近は、一般のパソコンユーザーがプロトコルを意識する機会も減っている。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修