【プッシュ型サービス】
一時期、インターネットの世界で注目されていたサービス、あるいは技術。
普通、インターネットから情報を得るときは、URLなどを入力して見たいホームページへ行く。つまり、自分から訪ねていって情報を「引き出す」感じ。そのため、この方式を「プル型」という。プル(pull)は英語で「引っ張る」という意味。
これに対して「プッシュ型」サービスは、一度設定しておくとデータの送受信がないときを見計らって、自動的にニュースなどが送られてくる。つまり、相手から情報が「押し出されて来る」感じだから「プッシュ(push
)型」という。
送られてきたニュースは、画面片隅の小さな画面に見出しが表示されたり、スクリーンセーバー代わりに画面に表示されたりする。もちろん詳細を読むこともできる。
だけど、「電話がつながっていないとインターネットが使えないじゃないか」と思う人もいるだろう。しかしインターネットは本来、専用線接続という方法で常時接続されているもの。企業や大学などは、たいていそうなっている。そしてプッシュ型サービスは、回線はつながっているけど何のデータも行き来していない、という状況を利用しようというものだった。
では、電話回線を使って必要なときだけ接続している人、つまりダイヤルアップ接続の人は利用できないかというと、そうでもない。プッシュ型サービスのハシリとなった、ポイントキャスト・ネットワークの場合、設定した時間ごとにパソコン(専用ソフト)が自動的に電話をかけて最新情報を引き出し、終わると電話を切ってくれた。もちろん勝手に電話を使われるのはイヤだ、という場合は、必要なときだけ自分で更新の操作をして最新情報を引き出すこともできた。
これからはプッシュ型サービスだ、というわけで一時はかなり期待された。しかし今はブームも終息している。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































