
無線を使ったネットワークに関する規格。
たとえば現在、ノートパソコンと携帯電話(あるいはPHS)を接続するには専用のケーブルが必要だ。パソコンと携帯情報端末(PDA)でデータを交換するときも、デジタルカメラの写真をパソコンに移すときも、それぞれ対応したケーブルでつなぐのが一般的。
しかし、ブルートゥースが普及するとケーブルで接続しなくても無線でデータ交換できるようになる。これまでも、赤外線を使ったIrDAなどがあったけど、ほとんど普及していない。赤外線だと、途中に障害物があると通信できないという弱点がある。
ブルートゥースの場合、通信できる距離は10メートルと短めで、通信速度も最大で1Mbpsとけして速くない。しかし電波を使うため、機器と機器の間にものがあっても通信できる。また、部品を小型にできるというメリットもある。
そのため、当初はパソコンや携帯情報端末、携帯電話などへの対応になるけど、将来的にはテレビや電子レンジ、エアコンといった家電製品も接続できるようになるといわれている。
もちろん、パソコンとモデム(あるいはTAやダイヤルアップルーター)も無線で接続できるので、電話線を引き回すことなくインターネットに接続することもできる。といっても、今は独自に無線機能を持ったTAやダイヤルアップルーターもあるけど。
なお最近は、IEEE802.11という方式に対応した無線LANが普及している。これは、ブルートゥースとは別の技術を使っている。iMacやiBookに対応したエアポートは、こっちの無線LANの仲間だ。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修