用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【ブラックボックス】

 直訳すれば「黒い箱」。で、真っ黒な箱のイメージから、中に何が入っているか分からない、あるいは中がどうなっているか分からないモノやコトをブラックボックスという。

 単に見ることができない、知ることができないというだけでなく、見てはいけない、手出しをしてはいけないモノやコトに対してブラックボックスということもある。

 たとえば、アナログ式の時計は、ふたを開けると歯車が見える。時計に詳しい人なら、どの歯車がどんな働きをしているか分かるだろう。しかしデジタル時計は、中を見ても半導体部品が入ってるだけで、どうやって時間をはかり時刻を表示しいてるのか仕組みが分からない。我々一般人に分かるのは、電気が供給されていれば時刻が表示されるという結果だけ。これが、ブラックボックスの一例だ。

 パソコンも、多くの人にとってはブラックボックスだと思う。しかし、とりあえず箱を開けて中にどんな部品が入っているか見ることはできる(一部のパソコンは開けると保証が利かなくなるので注意)。そして、少し勉強すれば、どの部品がどんな働きをしているか、おおむね分かる。

 しかし、個々の半導体部品の中身、具体的な回路や仕組みは専門家でも詳しく知ることができない。仮に分かったとしても、特許などで守られていて、それに手を加えて改良するといったことはできないケースが多い。そのため、半導体部品はブラックボックスといえる。

 ブラックボックスは、もともと機械など形のあるものに対して使われる言葉だったと思う。しかし今は、より多くのものに対して使われている。

 たとえば市販ソフトも、その多くがプログラムの元データ(ソースコード)を公開していない。そのため、ソフトに不具合があっても自分で対処できない。で、これを「ソフトウェアのブラックボックス化」なんていうことがある。一方、「プログラムの仕組みを公開します」という方式もあって、これはオープンソースと呼ばれている。

ふの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top