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【パスポート】

 マイクロソフトが、Microsoft.NETの一環として提供しているサービス。一般にパスポート(Passport)ということが多いけど、ウィンドウズXPの中では.NET Passport と呼ばれている(NETの前に、ドット=ピリオドが付く)。

 パスポートの中心的な機能として、シングル サインインとワレット(Passport wallet)がある。ワレットは本来、財布(札入れ)のこと。

 パスポートを利用するには、まずマイクロソフトに電子メールのアドレスとパスワードを登録する。すでに電子メールアドレスを持っていれば、それを使える。持っていない人や、既存のアドレスを登録したくない人は、新たにMSN HotmailやMSN.comのアドレスを取得できる。

 で、インターネット上で何か会員登録が必要なサービスを利用するとしよう。そのとき、そのサービスがマイクロソフトのパスポートと提携していれば、パスポートに登録した電子メールアドレスとパスワードで利用できる。

 他のサービスへ移動したとき、そこもパスポートと提携していれば同じようにすぐ利用できる。サービスごとに個別にユーザーIDやパスワードを登録する必要がない。しかもパソコンを起動してから、一度パスポートの機能を有効にしておけばいい。この機能を、シングル サインインという。

 ワレットは、以上の機能に住所や電話番号、クレジットカード番号といった重要な個人情報を追加登録したもの。そして、たとえばオンライン・ショッピングで買い物をしたとき、この情報を使って代金の支払い方法や商品の配送先を指定できる。つまり、買い物のたびに住所やクレジットカード番号を入力して送信する必要がなくなる。

 ウィンドウズXPに組み込まれたウィンドウズ・メッセンジャーなどの機能を使うときも、パスポートの登録が必要になる。今後、ウィンドウズを使っていくには、登録しておかないと不便なことが多いかもしれない。

 しかし、ウィンドウズを使う人の大部分がパスポートに登録するということは、世界中のパソコンユーザーの大部分がマイクロソフトに個人情報を預けるということになる。もちろん、個人情報を守るための対策はとられている。とはいえ、ひとつの企業に膨大な個人情報が集まるのは問題ではないかといった声もある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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