用語解説辞典

用語解説辞典 知りたい用語はここで検索

用語解説辞典トップに戻る

【バックボーン】

 本来は「背骨」という意味。そこから派生して、ある人や物事の支えとなっている物事を指すこともある。しかし、IT関連で「バックボーン」というと、どちらとも違う。この言葉は、インターネットや通信回線に関連して使われることが多い。

 かつてダイヤルアップ接続でインターネットに利用していた人は、電話回線(アナログ回線やISDN)を通じてプロバイダー(アクセスポイント)に接続していた。今は、ADSLや光ファイバーで接続している人が多いだろう。会社や学校から接続している場合は、専用線接続になっているかもしれない。

 いずれにしても、まずはプロバイダーにつながっている。しかしインターネットは、世界中のコンピュータ・ネットワークを相互接続したもの。そのため現実には、ほとんどの場合、プロバイダーの向こう側にある様々なコンピュータからウェブサイトなどのデータを取り寄せている。

 つまり、プロバイダーの向こう側にも通信回線があるということだ。この回線をバックボーンと呼ぶことが多い。

 規模の小さなプロバイダーだと、たいてい、より大きなプロバイダーに接続されている。この場合は、規模の大きなプロバイダーまでの回線がバックボーンになる。規模の大きなプロバイダーは、IXと呼ばれるインターネットの相互接続点や海外と接続していて、これらがバックボーンになる。

 バックボーンの回線が細い(通信速度が遅い=通信できるデータ量が少ない)と、データの渋滞が起こりやすい。自分のパソコンとプロバイダーの間は高速で接続しているのに、その割りにホームページの表示が遅いなんてことが起きたりする。

 そのため、プロバイダーの広告では「バックボーン回線が太い」ことをウリにしていることもある。これは、それだけ「品質の高いサービスを提供しています」という意味になる。

 このほか、企業や大学で規模の大きな LAN を組んでいる場合、部署ごとの LAN と LAN (サーバーとサーバー)を接続するケーブルをバックボーンと呼ぶこともある。この場合、部署内の LAN よりバックボーンを太く(高速)にするのが一般的で、これを基幹線と呼ぶこともある。

はの一覧に戻る

用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

page top