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【ハンドヘルドPC】

  • H/PC

 かつて普及していた、小型のノートパソコンのような機器。基本ソフトにウィンドウズCEを使い、正確にはパソコンではなくPDA(携帯情報端末)の仲間だった。

 最初のハンドヘルドPCはカシオ計算機のカシオペアで、1996年末にアメリカで英語版が、1997年の夏に日本語版が国内販売された。その後、NECのモバイルギアII やヒューレット・パッカード社のジョルナダなど、さまざまなハンドヘルドPC が発売されてきた。

 当初は、画面がモノクロで小さく、キーボードもまとまった文章の入力にはつらいサイズだった。しかし、ウィンドウズCE のバージョンアップに伴って実用的なサイズのモデルや、カラーモデルも発売されて製品の幅が広がった。

 ハンドヘルドPC は、小型・軽量なのでノートパソコンより携帯しやすい。電源を入れてすぐに使えるので、出先で電子メールを送受信するのにも便利。また、パソコンよりバッテリーで使える時間が長かった。ただし、ハードディスクは内蔵していない。そのため、ソフトやデータは内蔵メモリーやメモリーカードに記録した。

 また、使えるのはウィンドウズCE版のソフトだけ。一般のウィンドウズ版ソフトは使えない。ただし標準で、ポケット・ワード、ポケット・エクセル、ブラウザーなどが用意されて、これらのデータはウィンドウズパソコンとの受け渡しもできた。

 しかしその後、キーボード付きのハンドヘルドPCが減少して、ペン入力方式のポケットPCが増えた。さらにその後、PDA そのものの人気が落ちた時期もある。

 そして現在、非パソコンのモバイル端末の需要はスマートフォンやタブレット端末へと変遷している。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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