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【ハンドオーバー】

 携帯電話や PHS で通信しながら移動しているとき、次のアンテナ(基地局)のエリアへ自動的に切り替えること。ハンドオーバー(hand over)は本来、「引き渡す」といった意味。

 一般の携帯電話や PHS は、街中にあるたくさんのアンテナと電波を使って通信している。通話相手の電話機まで、直接電波を飛ばしているわけではない(PHS のトランシーバーモードを除く)。アンテナとアンテナの間は、光ファイバーなどのケーブルでつながっている。実際には、その間に交換機などの電話設備がある。

 携帯電話の場合、ひとつのアンテナがカバーするエリアは数百メートルから数キロメートル。PHS の場合は、数十メートルから数百メートル。それぞれのエリアの端の方は、次のエリアと重なっている。

 そして通信中にアンテナのエリアの端まで来ると、次のアンテナに切り替わるようになっている。これが、ハンドオーバー。つまり、通話の状態を次のアンテナへ引き継ぐということ。

 携帯電話は、比較的高速にハンドオーバーができるようになっている。そのため高速走行中の自動車や新幹線の中でも通信を続けることができる。ただし、ハンドオーバーの際に一瞬、通話が途切れることもある。

 一方、PHS はハンドオーバーに時間がかかるうえ、アンテナのエリアが狭いので高速移動すると頻繁にハンドオーバーが発生する。走行中の車や電車の中で PHS を使うと切れてしまうのは、このためだ。

 ただし最近は、複数の電波を同時に受信することによって途切れにくくした携帯電話や、ハンドオーバーの速度を速めて移動中も切れにくくした PHS なども登場している。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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