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【ネットワーク・コンピュータ】

  • NC
  • エヌシー

 オラクル社とサン・マイクロシステムズ社が提唱してきた、パソコン的な機器のこと。ちなみに、オラクルは業務用データベースソフトの大手、サン・マイクロシステムズはUNIXという基本ソフトを使ったワークステーションなどの大手メーカー。

 企業では、複数のパソコンを相互接続してコンピュータ・ネットワーク(LAN)を組んでいることが多い。ところが、1人に1台ずつパソコンを与えると費用がかかるし、台数が増えると管理も大変だ。

 そこで、1人1人が使う端末クライアント)は機能を押さえた安い機器にして、ソフトデータはネットワークの中核となるサーバーに記録しておこうという考え方がある。そして、必要なときに必要なソフトやデータだけ手元の端末に呼び出して使う。

 さらに、ユーザーが端末にソフトをインストールしたり、新しい機能を追加できないようにしておくとネットワークの管理が楽になる。設定を変えるときは、システム管理者がサーバーから変更する。

 このようなコンピュータ・ネットワークで、手元の端末として使うパソコン的な機器をネットワーク・コンピュータ、略してNC(エヌシー)と呼ぶ。

 NCは当然、普通のパソコンより安く提供さえるはずだ。といってもNCだけでは役に立たない。そのため一般のパソコンユーザーには、まず関係ない。しかもNCという概念が発表されてから、かなりの時間が経つのに実態が見えてこない。パソコンの値段も安くなって、NCが本当に普及するか懐疑的な声も多い。

 マイクロソフト社とインテル社も、NCに対抗してNetPCやWindows-based Terminalという同じような機器を提唱している。また、このような機器を総称してシンクライアントと呼ぶこともある。

 なお、金属加工工場などにはNC旋盤やNCフライスといった工作機械がある。この場合のNCは数値制御(Numerical Control)という意味で、コンピュータを使っていることは確かだけど、ネットワーク・コンピュータとは別もの。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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