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【ニューラル・ネットワーク】

  • ニューロコンピュータ

 ニューロコンピュータは、人間の脳の仕組みを真似た(あるいは取り入れた)コンピュータ。

 脳の基本となっている神経細胞のことをニューロン(neuron)という。そして、細胞が結びついてできた神経回路をニューラル・ネットワークという。この、ニューラル・ネットワークの仕組みを利用したコンピュータを、ニューロコンピュータという。

 現在のコンピュータは、単純な計算やデータの比較を猛スピードで行うのに適している。人間が紙と鉛筆でやると何年もかかる計算を、アッという間にやってのける。膨大なデータの中から必要な情報を探す検索も、高速で次々とデータを比較することで実現している。

 一方、人間の脳は、人の顔や景色を一目で把握したり声を聞き分けたりする能力が高い。また、複雑な状況の中から最適な対処法をスパッと見つけ出すこともできる。

 今のコンピュータは、こうした作業は苦手だ。たとえば正面から見た顔を記憶させても、同じ顔を斜めから見せると同一人物か判断するのは難しい。チェスでも、人間は盤全体の駒の配置を見て次の手を考えるといわれるけど、コンピュータは実行可能なすべての手を、しらみつぶしに計算して最も有利な手を選ぶ。

 こうした違いが起きるのは、人間の脳と現在のコンピュータの仕組みが違うから。そこで、人間の脳の仕組みを研究して、人間と同じような判断ができるコンピュータを作る研究が進められている。これをニューロコンピュータという。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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