【デジタルズーム】
- 電子ズーム
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ(DVカメラ)に付いている機能。普通はデジタルズームというけど、電子ズームと呼ぶこともある。
ズームは本来、カメラのレンズを動かして焦点距離を変えること。しかし今は、デジタルズームが普及したため、こうした本来のズームは光学ズームと呼ばれるようになっている。
光学ズームで倍率の高いズームを実現しようとすると、なかなか大変だ。レンズが複雑で大きくなるし、広角側でも望遠側でもキレイな画像を得るには高い技術が必要になる。そのため一般的なデジタルカメラのズームは、35ミリカメラ換算で35ミリから100ミリ程度の光学3倍ズームになっていることが多い。
で、さらに望遠で撮りたいときはデジタルズームを利用する。これは簡単にいうと、画面の中央を切り取って拡大する機能だ。
たとえば今、画像の記録サイズを1600×1200ドットに設定しているとしよう。光学ズームでめいっぱい望遠にしたけど、もっと大きく撮りたい。そこでデジタルズームを2倍(2x)に設定した。こうすると確かに大きく写る。しかし実際は、画面中央部分の800×600ドット分を2倍(200%=面積は4倍)に拡大して保存しているだけだ。
つまり、光学ズームの一番望遠側で撮って、あとでグラフィックソフトで真ん中を切り取り、200% 拡大したのと同じこと。これをカメラが自動的に行っている。切り取った画像を拡大するのだから、当然、画質は悪くなる。しかしデータの補完や補正などを行って、単純に拡大した場合より画質が良くなるように工夫されているという。また、あとから自分で拡大するのは面倒でもある。
DVカメラのデジタルズームも同じこと。ただしビデオ映像を、あとから自分で拡大するのは困難だ。また、動画の方が画質の劣化は目立ちにくい。とはいえ、拡大率が大きくなれば、どんどん画面がザラついた感じになってくる。
いずれにしても、通常は光学ズームの範囲で撮影して、どうしても「もっとアップに!」というときだけデジタルズームを使うといい。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































