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【セクタ】

  • クラスタ

 ハードディスクやフロッピーディスクなど、データを保存しておく記憶媒体には、データを効率よく読み書きするために区画が作られている。といっても、ディスクの表面を見ても人間の目には見えないけどね。

 この区画の最小単位をセクタという。しかし実際には、複数のセクタをまとめてクラスタという単位にして、このクラスタごとにデータを記録していることが多い。「・・・が多い」と書いているのは、1セクタ=1クラスタという場合もあるから。

 どんなに小さなデータでも(たとえば1文字しか書いてない文書でも)、ファイルとして保存すると1クラスタを使う。

 ウィンドウズ95、ウィンドウズ98、ウィンドウズMeでは、クラスタを管理するのにFATという方式を使っている。以前はFAT16だったけど、今はFAT32が主流になっている。

 FAT16で管理できる容量は2GBまでだった。FAT16で2GBのハードディスクを管理すると、1クラスタの容量は32KBになる。32KBというのは単純計算で文字だけを保存したとすると約16,000字を記録できる容量だ。だから各クラスタ内は容量が余っていることが多い。しかし、FAT16という方式を使っているかぎり、このムダはどうしようもない。

 一方、FAT32で2GBのハードディスクを管理すると、1クラスタ=4KBになって、ずっと効率がいい。小さなファイルを保存してもムダが少ない。また、最大で2048GBまで対応できる。

 マッキントッシュの場合も、同様の理由でHFSという方式からHFS+という方式に移行した。なお、ウィンドウズNTとウィンドウズ2000、ウィンドウズXPの場合は、FATに加えてNTFSという方式も使える。

 以上の、FAT16、FAT32、NTFS、HFS、HFS+を総称してファイルシステムという。そして、フロッピーディスクやハードディスクの内部は、ファイルシステムを記録している部分と実際にデータを記録している部分に分かれていて、データを記録する部分をクラスタ領域という。

 このほか、デフラグとかスキャンディスクという作業をするときに、クラスタとかセクタという単語を見るかもしれない。どちらの作業も、ハードディスク内を良い状態に保つ機能なんだけど、その作業はクラスタ単位で行われる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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