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【スピードステップ】

  • SpeedStep

 ノートパソコン向けのペンティアムIII(モバイルPentium III)に付いてている機能。

 ノートパソコンに使うCPUは、バッテリーで使える時間を伸ばすために消費電力を減らす工夫がされている。詳しくはモバイルPentium IIIのページを見てほしい。

 しかし、クロック周波数を上げながら消費電力を抑えるのは難しい。また、コンセント(AC電源)から電気を供給して使うこともあるため、消費電力を気にして性能の低い(クロック周波数の低い)製品を出し続けるわけにもいかない。

 そのため、ひとつの解決策として開発されたのが SpeedStep という技術。パソコンをAC電源につないで使っているか、バッテリーで使っているかといった状況に合わせて、クロック周波数と電圧が変わる。

 AC電源の場合は、そのCPUが持っている最高の性能が出るようにする。バッテリーで使うときは、クロック周波数と電圧を下げて、少し性能が落ちても長時間使えるようにする。

 というと、性能が下がるのは嫌だとか、もったいないとか思う人もいるかもしれない。しかし、たとえばクロック周波数を600MHzから500MHzに下げても、一般的な使い方(ワープロソフトや電子メールなど)なら、ほとんど気になることはない。

 しかし、600MHzから500MHzから下げただけで、消費電力は半分近くまで減るそうだ。とはいえ実際には、ハードディスクへのアクセス頻度や、通信機能を使うかといったことも大きく影響するし、液晶ディスプレイが消費する電力も大きい。そのため、CPUの消費電力に比例してバッテリー駆動時間が伸びるわけではない。

 なお当初の SpeedStep は、基本的に AC電源かバッテリーかで2種類の設定を切り替えていた。今は、必要に応じてバッテリーでも高性能を発揮できる拡張版SpeedStep が登場している。

 なお、同じような省電力機能として、AMD社のPowerNow!テクノロジーがある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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